当院の治療方針
当院は最新のEBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づいた医療)に基づき、患者さまの個々にあった最善の治療法を選択していきます。
近年、安易に体外受精を選択することも多くなってきておりますが、当院ではタイミング指導や人工授精などの一般不妊治療も重視しております。たとえば子宮内膜症性不妊症であれば、腹腔鏡手術をしてから自然妊娠を目指すという方法も選択できます。母体が安全に、健康なお子さまを出産するという最終目標を持って治療していきます。したがって、妊娠中および出産時に母体に危険を伴うと判断される場合には、治療をお断りさせていただく場合もございます。
また、患者さまになるべく負担のかからない、たとえば通院や、痛い注射もなるべく少なくなる治療方法を常に考えています。
治療法のお勧めはしていきますが、出来る限り患者さまのご希望に合わせて治療法を選択していきますので疑問があれば遠慮なくおっしゃってください。しかしながら、まだ結論が出ていない治療方法も少なからず存在し、判断に迷うこともあります。迷った時は患者さまが実の家族だと思って治療法を決定するようにしています。