不妊治療用語集

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ら~ろ

用語 よみがな 英文 同義語 用語解説
卵黄嚢 らんおうのう YS             卵黄は胚や胎芽が独自に栄養を摂取するまでの栄養源である。この卵黄を包むのが卵黄嚢で、ヒトでは痕跡的ではあるが妊娠6週ごろから超音波でも確認できるようになる。
卵管 らんかん fallopian tube             子宮と卵巣をつなぐ管。卵子や精子、受精卵の輸送や発育を促す。
卵子 らんし oocyte             雌性の配偶子、すなわち雌性の生殖細胞(卵細胞)およびその付属物の総称。また、鶏卵など卵殻に包まれた状態で雌から産み出されたものも一般に卵(たまご)と呼ぶ。
卵子提供 らんしていきょう oocyte donation             第3者から卵子の提供を受けて体外受精に用いること。欧米では卵子提供に関する法が整備されている国が多いが、日本では法規制がない。精子提供はすでに実施されているが、日本産科婦人科学会は、法律上の夫婦以外の卵子を使っての体外受精を認めていない。
卵巣 らんそう ovary             子宮の両側に対称的に存在し、卵子の生成、成熟、排卵を行う生殖器官。またエストロゲンやプロゲステロンなどを分泌する内分泌器官でもある。
卵巣過剰刺激症候群 らんそうかじょうしげきしょうこうぐん OHSS             排卵誘発剤の使用によって生じる副作用。主なものとして、腹水、卵巣腫大、乏尿、血栓などが挙げられる。また、妊娠すると重症化しやすく、場合によっては入院が必要となる。
卵巣出血 らんそうしゅっけつ ovarian bleeding             卵巣からの出血が腹腔内に貯留し、下腹部痛を主とした症状を呈する疾患。黄体期に発生することが多く、重症の場合には外科的治療が必要になることもある。
卵巣性無月経 らんそうせいむげっけい ovarian amenorrhea             卵巣に原因があって無月経を呈するものをいう。したがって大部分の卵胞が閉鎖しており妊娠成立は極めて厳しくなる。
卵巣のう腫 らんそうのうしゅ ovarian cyst             卵巣に生ずる嚢胞状の病変の総称。そのほとんどが良性のもので、一般に悪性腫瘍は充実性部分を含む卵巣腫瘍と呼ばれて区別されることが多い。
卵胞 らんぽう follicle             卵巣にある、卵子を含んだ球状の細胞の集合であり、排卵によりそこから卵子が放出される。卵胞は発育段階により原始卵胞、一次卵胞、二次卵胞、三次卵胞(胞状卵胞)およびグラーフ卵胞に分けられる。排卵後の卵胞は黄体へと変化する。
卵胞液 らんぽうえき follicular fluid             卵胞内に貯留した淡黄色の液体。卵胞の成熟につれてその量は増加し、4-6mlにもなる。
卵胞期 らんぽうき proliferative phase 増殖期 月経終了後から排卵までの期間のこと。FSHの影響で卵胞が急激に発育、卵子を成熟させ、同時に子宮内膜が増殖し着床への準備期間となる。
卵胞刺激ホルモン らんぽうしげきほるもん FSH             下垂体から分泌され、卵巣に作用し卵胞の成長を促す。卵巣予備能が低下すると基礎FSH値が上昇し、20mIU/mL以上になると妊娠成立は極めて困難とされる。また近年純粋な遺伝子組み換え型FSH製剤も開発されhMG製剤とともに排卵誘発に用いられる。
流産 りゅうざん abortion             妊娠22週未満の妊娠中絶を流産と呼ぶ。自然におこるものを自然流産、人為的に行われるものを人工流産と呼ぶ。
ルテイン嚢胞 るていんのうほう tdeca lutein cyst             排卵後の黄体内に液体が貯留したもので、通常片側に単房性に発生する。
ロング法 ろんぐほう long protcol             体外受精の際に用いる、排卵を誘発するための卵巣刺激法。月経開始1週前くらいからGnRHアゴニストを使用し、月経3日目あたりからゴナドトロピン注射を使用する。

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