不妊治療用語集

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用語 よみがな 英文 同義語 用語解説
胚移植 はいいしょく ET             体外受精・胚移植の項参照。
配偶者間人工授精 はいぐうしゃかんじんこうじゅせい AIH             注入精液の提供者が配偶者である人工授精のこと。
配偶子卵管内移植 はいぐうしらんかんないいしょく GIFT             採卵後迅速に良好な卵子を選択し、その後腹腔鏡を用いて成熟卵子とともに約5-10万個の精子を直接健康な卵管内へ移植する方法。
胚凍結 はいとうけつ Embryo Cryopreservation 受精卵凍結 液体窒素を用いて受精卵を凍結保存すること。体外受精時の余剰胚の有効活用や着床率の向上、OHSSの予防のために利用される。現在ではほとんどが急速ガラス化法が用いられている。
胚盤胞移植 はいばんほういしょく BT             受精卵を着床直前の段階(胚盤胞)まで5~6日間培養してから胚移植を行う方法。移植あたりの着床率が高いことから、単一胚盤胞移植にすることで、多胎予防にもなる。欠点としてすべての胚が胚盤胞まで至らない場合、胚移植できなくなることがあげられる。
排卵 はいらん ovulation             卵巣内の卵胞がゴナドトロピンの作用で次第に発育し、その成熟が頂点に達すると卵巣の表面が破裂し内部の卵子、卵胞液、顆粒膜細胞などが卵胞から排出される。この現象を排卵とよぶ。
排卵期出血 はいらんきしゅっけつ ovulation bleeding             排卵直前期にエストロゲンが急激に低下するため、排卵時に少量の出血がおこることがある。また一説には排卵時の卵胞出血が逆流して出てくるともいわれる。
排卵障害 はいらんしょうがい Ovulatory disfunction             さまざまな理由・原因により排卵が起こらないこと。PCOSや視床下部性、下垂体性、卵巣性などの原因がある。
排卵の予測 はいらんのよそく prediction of ovulation             超音波を用いて計測した卵胞径や、血中LHやエストラジオール値などを用いて、排卵を予測することが多い。基礎体温では、低温相最終日、あるいは高温相初日が排卵の目安とされる。
排卵誘発剤 はいらんゆうはつざい Ovulation induction             卵胞発育を刺激し、排卵を促す薬。注射薬にゴナドトロピン製剤(hMG、FSH、hCG)、経口薬にクロミフェンなどがある。
排卵誘発周期 はいらんゆうはつしゅうき COH 過排卵 クロミフェンやゴナドトロピン製剤を使用して多数の卵胞を発育させ排卵させる周期。体外受精胚移植の場合は通常排卵誘発周期で行う。多胎妊娠やOHSSの副作用がある。
排卵抑制 はいらんよくせい inhibition of ovulation             避妊目的やエストロゲン依存性疾患の治療目的で排卵を抑制すること。低用量ピルやGnRHアゴニスト、ディナゲストなどがある。
破たん出血 はたんしゅっけつ breaktdrough bleeding             エストロゲンまたはエストロゲンプロゲステロンの一定量を持続的に投与すると子宮出血をきたすことがある。
発育卵胞 はついくらんぽう developing follicle             原始卵胞から成熟卵胞にまで発育する中間の段階のこと。
バニシングツイン ばにしんぐついん vanishing twin             妊娠初期に双胎と診断された後、一方が消失してしまったもの。少量の性器出血を伴うことがあるが、残存児には影響しない。
反復流産 はんぷくりゅうざん recurrent abortion             2回連続で自然流産すること。
ピックアップ障害 ぴっくあっぷしょうがい oocyte pick up disorder             卵管采の形が変形していたり、卵管が腹腔内に癒着していたりする場合、卵子の取り込みができなくなりピックアップ障害と呼ぶ。続発性不妊症の原因に多いとされている。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン ひとじゅうもうせいごなどとろぴん hCG             排卵を促進するホルモン。黄体化ホルモン(LH)と同様の作用がある。黄体機能賦活剤や排卵誘発剤として利用されている。
ヒト閉経後ゴナドトロピン ひとへいけいごごなどとろぴん hMG             閉経後の女性の尿から抽出した排卵誘発剤。排卵刺激作用が非常に強いことで知られている。主な構成成分は排卵刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)で、その割合は製品によって異なる。
非配偶者間人工授精 ひはいぐうしゃかんじんこうじゅせい AID             注入精液の提供者が非配偶者(ドナー)である人工授精のこと。
皮様嚢腫 ひようのうしゅ dermoid cyst 成熟奇形腫、デルモイドシスト 胎生期の内中外胚葉性の成熟成分のみで構成されている良性の卵巣腫瘍。従って、腫瘍内容は毛髪や脂肪、骨などの成分で構成される。比較的若い年代からよく発見され、茎捻転などを起こし易いので摘出術をすることが多い。
頻発月経 ひんぱつげっけい polymenorrhea             月経周期が極端に短縮したものをいう。
不育症 ふいくしょう recurrent pregnancy loss 習慣流産 妊娠しても流産や早産を繰り返し、生児が得られないこと。一部の不妊症、着床障害も含まれる。抗リン脂質抗体症候群や凝固障害、内分泌障害などが原因となる。
フーナーテスト ふーなーてすと Huhner Test,PCT 性交後検査、ヒューナーテスト 排卵前後に夫婦生活をもち、精子と頚管粘液の適合性を調べる検査。いわゆる夫婦の相性を見る検査。
孵化補助 ふかほじょ AHA             透明帯を機械的、化学的に菲薄化させ孵化しやすくさせる方法。着床障害や凍結融解胚移植などの場合に行われる。
腹腔鏡 ふくくうきょう laparoscope             腹部に小さな穴をあけ、そこから内視鏡を入れて腹腔内を観察する検査。卵管・卵巣の形態や子宮内膜症病変などを調べることができる。卵巣嚢腫や子宮内膜症などの手術をすることもできる。
不全流産 ふぜんりゅうざん missed abortion             流産の際、胎芽あるいは胎児が完全に排出されず、子宮口が閉鎖しないで出血などの症状が持続している状態。
不妊症 ふにんしょう infertility             生殖年齢の男女が妊娠を希望して2年以上性生活を行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみないこと。
プロゲステロン ぷろげすてろん P4 黄体ホルモン 黄体ホルモン。排卵後の卵胞が黄体となり分泌する。子宮内膜を着床可能な状態にするのに欠かせないホルモンである。
プロラクチン ぷろらくちん PRL             乳汁を分泌させる下垂体ホルモンで、通常は分娩後の授乳期に分泌される。プロラクチンの値が高いと、排卵障害や黄体機能不全などの原因になる。
分娩予定日 ぶんべんよていび EDC             最終月経初日から280日を加えた日。月経不順がある場合、妊娠初期の胎芽の大きさから修正されることもある。体外受精などで排卵日や胚移植日が分かっている場合は排卵日から266日を加えた日となる。
閉経 へいけい menopause             女性が性成熟期の終わりに達し、更年期となり卵巣の活動が次第に消失し、ついには月経が永久に停止した状態。わが国の平均閉経年齢は50.5歳である。
閉鎖卵胞 へいさらんぽう atretic follicle             月経周期の初期には多くの卵胞が育ってきているが、主席卵胞以外は成熟から排卵に至らず変性に陥ってしまう。このような卵胞を閉鎖卵胞という。
ホルモン補充周期 ほるもんほじゅうしゅうき HRT cycle             凍結融解胚移植時にホルモン補充のみで子宮内膜を増殖、分泌期の状態にさせ、着床させる方法。近年凍結技術が発達し、排卵周期と遜色ない成績が得られている。排卵障害や閉経後でも理論的には妊娠可能となる。
ホルモン補充療法 ほるもんほじゅうりょうほう HRT             エストロゲン欠乏に伴う諸症状や疾患の予防や治療を目的にエストロゲン製剤を投与する治療の総称。子宮のある女性では子宮内膜癌の発生を増加させないためプロゲステロン製剤を併用する。

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