体外受精治療について

当クリニックでは、下記治療を行っております。
顕微授精 »凍結融解胚移植 »一般不妊治療(子宮卵管造影、排卵誘発、人工授精) »

体外受精・胚移植について

1978年に世界ではじめての体外受精・胚移植による赤ちゃん(Louise・Brown:ルイーズ・ブラウン)がイギリスで誕生してから30年以上が経過しました。そのルイーズ・ブラウンもすでに自然妊娠・出産しており、次の世代も誕生していることになります。わが国でも現在までに体外受精・胚移植によって20万人以上の赤ちゃんが誕生しており、体外受精は技術的にも安定し、信頼性の高い治療法のひとつとして、広く施行されています。

どのような場合に体外受精・胚移植が必要か?

不妊治療のゴールは妊娠し健康な赤ちゃんをえることであるという事はいうまでもありません。そして、現在の不妊治療の中では体外受精・胚移植が最も妊娠成立する確率が高い治療法です。しかし、本治療法には患者様に対していろいろな負担や副作用があります。たとえば、保険外診療の為に治療費はほとんどが自己負担となります。治療費用につきましては「費用について」のページをご確認ください。そして排卵誘発剤や採卵に伴うリスクがあり、また超音波検査や注射などで通院回数も多くなります。したがって、当クリニックでは体外受精・胚移植による治療が本当に必要と考えられる患者様にのみ本治療法をおすすめしています。

当クリニックにおいて体外受精・胚移植を受けるために必要なこと

1. 体外受精セミナーの受講 (可能であればご夫婦で参加することが望まれます。すでに他院で治療されている方など、体外受精・胚移植について十分理解されている方であれば必要ありません)
2. 初回体外受精前血液検査 (月経1〜3日目に行います。卵巣の予備能をみるホルモンや抗精子抗体、感染症などの検査です)
3. 精液検査 (精子数や運動率が極端に悪い場合は顕微受精を併用するために必要です)
4. 子宮内腔の方向と大きさを調べる検査 (胚移植のチューブがスムーズに入るかどうかみる検査です)
5. 上記を施行した上で、当クリニックの体外受精胚移植法の同意書をいただいた方

体外受精・胚移植の方法

1. 排卵誘発 »
2. 卵子の最終的な成熟を促す »
3. 採卵 »
4. 精子の調整・媒精 »
5. 受精確認 »
6. 胚分割確認、評価 »
7. 胚移植 »
8. 黄体補充療法 »
9. 妊娠判定 »

1. 排卵誘発(卵子の入っている卵胞を複数発育させる為に行う)
(1) GnRHアゴニスト(ブセレキュアなど)併用法
  a) ロング法
  b) ショート法
(2) GnRHアンタゴニスト(セトロタイドなど)併用法
(3) 上記以外の方法
  a) 自然周期法
  b) クロミフェン単独法
  c) クロミフェン/ゴナドトロピン法

まず、GnRHアゴニスト併用法(ロング法)ですが、この方法は排卵をほぼ完全に抑制できるという利点があり、採卵日や時間をコントロールするのに優れ、体外受精・胚移植の排卵誘発法として長きにわたりスタンダードな方法でした。しかし、ゴナドトロピン注射の量が増えてしまうということ、卵巣過剰刺激症候群の頻度が高いこと、などの欠点があり近年では徐々に減ってきています。当クリニックではより負担の少ない自然周期法やクロミフェン単独法、GnRHアンタゴニスト併用法を主に使用しております。以下にGnRHアンタゴニスト併用法について簡単にご説明します。
まず、治療前周期の月経3-5日目に来院してください。経膣超音波検査で卵巣に異常がないかまた血液検査で基礎ホルモン値を測定し、卵巣の状態を確認します。通常は治療前周期はピルを服用して排卵を抑え卵巣を休ませることにより質の良い卵子が得られることが多くなります。
その後月経終了後に一度来院していただき胚移植用のチューブが子宮の中に入るかどうか試験的にいれてみます。もしスムーズに入らなければ子宮の入り口を拡げる処置が必要になることがあります。

そして、治療周期の月経1-3日目に再び外来受診していただき、経膣超音波及びホルモン検査を施行します。卵巣の予備能を確認しクロミフェンの内服とホルモン注射(ゴナドトロピン製剤)を開始します。
注射は原則当クリニック外来で行います。一回の注射の量は通常150~300単位です。ゴナドトロピン製剤には大きく分けて2種類あり、FSH製剤(フォリスチム、ゴナピュールなど)は卵巣が過剰反応を起こす場合、hMG製剤(HMGフェリングなど)は卵巣の反応の悪い場合など、薬の種類と投与量は患者様の卵巣の状態や反応をみて使いわけます。
月経8日目頃より経膣超音波エコー検査を行い卵胞の個数と大きさを計測します。卵胞の発育状態やホルモン値をみながら排卵が近いと予想される場合、下垂体ホルモンを抑制するGnRHアンタゴニストという注射をして、排卵を抑えていきます。

2. 卵子の最終的な成熟を促す(GnRHアゴニスト点鼻薬またはhCG注射)

その後、排卵誘発を続け卵子が十分に成熟していると判断されれば、GnRHアゴニスト(点鼻薬)を使用します。
GnRHアゴニストには卵子の最終的な成熟をうながす働きがあり投与後36-38時間で排卵がおこります。よって投与34-35時間後の排卵直前の卵子を採取します。午後9時(21時)と10時(22時)に左右1回ずつ(計4回)鼻に噴霧していただきます。

※自然周期法やクロミフェン法では原則GnRHアンタゴニストは使用する必要はありません。
※ゴナドトロピン製剤投与開始後10日前後で採卵になります。GnRHアンタゴニスト注射は1~3日間連日注射します。
※一部のFSH製剤(フォリスチムなど)は自己注射もできますので、ご希望があれば担当医または看護師に相談してください。また、会社や自宅近くの医療機関で注射をうけることもできます。その場合当クリニックの紹介状をお渡しいたしますので、その指示にしたがってください。
※採卵日が決定したら体外受精の同意書の提出の有無を確認いたします。採卵処置に関して詳しい説明を行い、精液をいれる容器をお渡しします。また抗生物質と卵胞ホルモン貼付剤(エストラーナなど)、黄体ホルモン(デュファストン、膣座薬など)を処方いたします。

3. 採卵(卵子を採取すること)

膣より超音波でみながら細い針で卵胞を刺して卵子を吸引します。その場で顕微鏡を用いて卵子の有無を調べます。細い針を使用するため痛みはほとんどなく、5-15分程で終わります。また、ごく稀に出血や感染などの合併症があります。
麻酔をかける場合があるため採卵当日は朝から絶飲食としてください。採卵後1時間は卵巣出血などの副作用防止の為、ベッド上安静となります。安静時間終了後、診察を行います。外来で処方された抗生物質とホルモン剤を採卵後から使用してください。

※採卵当日は激しい運動や入浴は避けてください。シャワーはかまいません。翌日、特に異常がなければ通常の生活をしてかまいません。

4. 精子の調整、媒精

精子の採取はマスタベーション法で行い射精後2時間以内に病院に届けてください。
2時間以上かかる場合は病院内の採精室で採取してください。精子はスイムアップ法という方法で良い運動精子のみを集め、さらに1時間ほど培養します。
なお、採卵前の3-7日間は禁欲してください。
採取された卵子は小さな容器内で数時間培養し卵子1個あたり5~10万の精子と一緒にして、混ぜ合わせます。受精はそれぞれの卵子と精子個々の能力によって行われます。

5. 受精確認

採卵、媒精翌日に受精の有無を確認します。受精した卵には精子と卵子由来の二つの前核と二つの極体が認められます。

6. 胚の分割確認、評価

2-6日目に胚の分割を確認していきます。胚の形態評価を行い、移植に適する良好胚を確認します。形態良好胚とは胚の分割スピードが速く、卵細胞一つ一つが均一でぶつぶつしたフラグメントの無いものです。

7.胚移植

通常は胚移植を採卵後2-3日目に行います。胚移植日を採卵終了後に予約しますので指定された日時に来院してください。形態良好胚を特殊な移植用チューブを用いて子宮内へ移植します。この時は痛みもなく麻酔の必要はありません。安静時間終了後は帰宅可能です。移植胚数は多胎妊娠防止のため原則1個とします。

※胚移植後は激しい運動など無理をしなければ通常通りの生活をしても差し支えありません。卵巣がはれる卵巣過剰刺激症候群と呼ばれる副作用の危険がある場合は安静が必要となります。
※2回以上良好胚を移植しても妊娠しなかった場合や35歳以上の患者様に対しては2個胚移植することもあります。透明体という胚を包んでいる膜を機械的に薄くしたり、亀裂をいれる方法(アシステッドハッチング:孵化補助法)を併用する場合があります。
※胚盤胞移植:2回以上良好胚を移植しても妊娠しなかった場合や着床障害が疑われる場合などでは、着床直前の状態である胚盤胞移植が有効である場合もあります。

8.黄体補充療法

排卵誘発を行った場合、特にGnRHアゴニストやアンタゴニストを使用した場合は黄体機能不全を起こしやすくなります。エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスを保つために、その補充が必要となります。これを黄体補充療法といいます。必要期間は、主に採卵後2週間の妊娠判定までの黄体期で、妊娠成立後も必要に応じて補充していきます。
卵胞ホルモンは内服または貼り薬を使用、黄体ホルモンは注射または膣座薬を連日使用しながら内服も併用します。hCG製剤による黄体賦活を行う場合もあります。採卵後もホルモン検査および卵巣刺激症候群の有無や子宮内膜の状態を外来で診察します。

9.妊娠判定

採卵後およそ2週間後に、尿中および血液中のhCGを測定し妊娠しているかどうかがわかります。妊娠していれば約1週間後に経膣超音波エコーにより胎嚢の位置や数を確認します。順調であればさらに1~2週間後には胎児心拍が確認できます。体外受精・胚移植後の妊娠は、流産(約20%)や子宮外妊娠(約5%)の発生頻度が自然妊娠に比べて若干高いと考えられており、出血やお腹の痛みがある場合には注意が必要です。

各周期法スケジュール一覧

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自然周期法

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クロミフェン周期法

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アンタゴニスト法

体外受精・胚移植の現状と成功率に影響を与える因子について

日本における体外受精・胚移植の現状

表1に日本における体外受精・胚移植の現状を示します。年間32万周期以上の体外受精が行われており、出生児数は3万7千人以上です。2012年の新鮮胚移植周期あたり妊娠率は22.6%、生産率は15.4%でした。

2012年 治療法別出生児数および累積出生児数

治療周期総数出生児数累積出生児数

治療周期総数 出生児数 累積出生児数
新鮮胚(卵)を用いた治療 82,108 4,740 110,764
凍結胚(卵)を用いた治療 119,089 27,715 145,451
顕微授精を用いた治療 125,229 5,498 85,535
合計 326,426 37,953 341,750

表1.日本の体外受精・胚移植の現状(日本産科婦人科学会調べ)

体外受精・胚移植の成功率に影響を与える因子

1.女性の年齢

30歳をピークに妊娠率が徐々に低下し40歳以上では妊娠率が5%以下にまで低下するといわれています。図1に日本における体外受精・胚移植の年齢別妊娠率を示します。これは原始卵胞の減少による採卵数の減少、染色体異常卵の増加、卵子の質の低下が関係しています。このような卵子の予備能をよく反映する指標として月経3-5日目のFSH値と卵胞ホルモン(エストラジオール)値があり、FSHが15以上、エストラジオール値が80以上の場合には体外受精・胚移植の成績は不良であると報告されています。現在、残念ながらこのような高齢化に対する根本的な治療はありません。

2.子宮内膜症・子宮腺筋症

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子宮内膜症が存在すると発育卵胞数が低下し採卵数が低下します。子宮内膜症がかなり進行している場合には腹腔鏡手術を体外受精・胚移植前に行うと良い結果が得られる場合があります。また子宮腺筋症(子宮内膜症が子宮筋層内にできてしまう病気)がひどい場合に子宮内膜の発育が不良となり胚の着床が妨げられる可能性があります。このような場合には体外受精前に3ヶ月間GnRHアゴニストの投与し子宮を小さくしてから行うと良い場合があります。

3.粘膜下筋腫・子宮内膜ポリープ

子宮内腔に筋腫がある(粘膜下筋腫)場合や子宮内膜ポリープがある場合には胚の着床が妨げられるため、このような疾患が疑われる場合には子宮鏡検査や子宮鏡下子宮筋腫核出術などを体外受精・胚移植前に行う必要があります。

4.多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のある患者様は卵巣内にたくさんの小さな卵胞が存在しており、排卵誘発剤を投与すると多数の卵胞が発育し卵胞ホルモン(エストラジオール)値が異常に高くなり体内のホルモンバランスが崩れ子宮内膜の状態や卵子の質に悪影響を及ぼすと考えられます。また卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクも高く妊娠が成立した場合には重症のOHSSを起こす可能性があります。このためPCOSを前もって腹腔鏡下卵巣多孔手術で治療してから体外受精・胚移植を行った方が良い場合があります。

5.卵管水腫

卵管水腫があると、卵管性不妊症になるだけでなく胚の着床に悪影響があるといわれております。卵管を切除または摘出する手術を行ってからの体外受精・胚移植をおすすめします。

体外受精・胚移植技術料

体外受精・胚移植は保険適応外の治療ですので、それに関わる診察、超音波検査、血液検査、注射、投薬などはすべて患者様の自己負担で行うことになります。

(1) 治療周期・診察料金 32,400円
(2) 採卵・精子調整・媒精・培養手技料 54,000円
(3) 胚移植手技料 54,000円
(4) 黄体補充・診察料金 32,400円

通常の体外受精の技術料は胚移植まで行った場合は172,800円になります。(当クリニックは定額制料金となっております。これ以外の料金は排卵誘発の注射を除き通常かかりません)

(5) 顕微授精手技料 54,000円(何個でも)
(6) 胚凍結手技料 54,000円

※当クリニックは成功報酬制をとっております。無事妊娠が成立した場合(胎児心拍確認後)324,000円を別途いただきます。

※当クリニックでは安心の定額制料金をとっております。自然周期法やクロミフェン単独法の場合には172,800円となります。GnRHアンタゴニスト併用法の場合、排卵誘発剤の使用量が多くなりますので、おおまかには23-25万円前後となります。妊娠が無事成立した場合(胎児心拍確認)は、上記以外に345,600円が必要になります。

体外受精・胚移植を実施した場合

この治療は医師の説明と患者様の同意に基づく治療契約となります。予めご理解いただけますよう、お願い申し上げます。

体外受精・胚移植の適応

(1) 卵管性不妊
両方の卵管がつまっている。手術などで卵管の摘出を受けた場合。お腹の炎症・過去の子宮や卵巣の手術などにより卵管や卵巣の癒着がひどい場合。

(2) 男性不妊
精子の数や運動率が非常に少ない場合やその所見が軽度不良にて人工授精を5回以上行ったが妊娠しない場合。

(3) 免疫性不妊
女性の体内に精子に対する抗体(抗精子抗体)ができているために精子が動かず、精子と卵子が受精できない場合。

(4) 子宮内膜症
子宮内膜症の病変による癒着や炎症性の液性因子の存在が疑われる場合。

(5) 高年齢
年齢が35歳を超えていて一般不妊治療でも妊娠成立しない場合。<

(6) 原因不明
原因不明の不妊であるが、(2年以上)タイミング法や人工授精をおこなったが妊娠しない場合。腹腔鏡検査でも原因が特になく長期の(5年以上)の不妊期間がある場合など。

(1)〜(4)の場合や女性側と男性側両方に原因がある場合には、一般的な不妊治療で妊娠する可能性が低い為に体外受精・胚移植をおこなうのが一番効果的です。また体外受精の成績は女性の年齢により影響を受け、30歳ぐらいから徐々に成績が悪くなり、40歳以上になるとがくんと成功率が低下します。44歳を超えると生産率は1%以下になるといわれています。この為35歳を超えて一般不妊治療でも妊娠成立しない患者様は早めに体外受精に移行することをおすすめいたします。

体外受精・胚移植を実施しない場合

不妊症は通常の病気とは異なり、命にかかわることはありません。よって体外受精・胚移植をやるかどうかは全て患者様・ご夫婦自身で決定していただくことになります。ただし、体外受精・胚移植をお勧めするご夫婦はこれ以外の一般的な不妊治療では妊娠する可能性がかなり低いと考えられ、たとえば人工授精を続けてもいたずらに時間と費用を無駄にしてしまう可能性があります。前述のように妊娠のしやすさにおけるもっとも重要な要素は女性の年齢です。悔いの残らないような治療法を選択してください。

体外受精・胚移植をやめる目安

体外受精・胚移植での成功率は限られており、複数回施行しても妊娠に至らない場合、いつまで治療を続行するかどうか悩まれることがあります。あくまでも治療をやめるか続けるかはご夫婦で話し合われて決めていただき、我々は治療の要請があれば最大限の努力をいたします。しかし、体外受精・胚移植を含め現在の不妊治療は必ず妊娠するとは限らない先の見えない治療です。実際にタイミング法や人工授精などの一般不妊治療で妊娠できる人が約40%、体外受精・胚移植などの高度不妊治療で妊娠できる人が約30%といわれています。これは体外受精・胚移植まで行っても妊娠できない人が約30%いるということです。以下に当クリニックでの治療をやめる目安をいくつかあげます。


(1) 体外受精・胚移植反復不成功

体外受精・胚移植で妊娠した患者様の体外受精施行回数を調べると5回目までに妊娠しているケースがほとんどで6回目以降の体外受精で妊娠したケースは極めて少ないというのが実情です。


(2) 卵巣予備能低下

卵巣内の卵子数は有限で、年齢では46歳以上、または卵巣予備能の指標である血中基礎FSH値が25以上などの場合、卵子がほとんど残っていないと考えられます。ゴナドトロピン大量投与をしても卵胞が発育しない可能性が高く、妊娠成立はかなり困難になります。


(3) 着床不全、子宮内膜厚菲薄

体外受精・胚移植での妊娠例は採卵時の子宮内膜の厚さが7mm以上で3層構造の場合が多いといわれています。いろいろな治療を行ったが子宮内膜が厚くならない、または排卵誘発使用周期、凍結胚移植併用の自然周期、人工周期でも子宮内膜が6mm以下で3層構造にならない場合などは妊娠成立がかなり難しくなります。


(4) その他、原因不明で毎回胚の質が不良の場合など

セカンドオピニオンを求めて他院を受診される場合や他院で治療をお考えの場合は遠慮せずに担当医に相談してください。患者様の当クリニックでの治療につきましては要請があればいつでも紹介状の作成をさせていただきます。

同意書の撤回について

同意書をいただいた後でも、同意を撤回することはできます。その場合は担当医と、よくご相談ください。また、同意をしなくても、今後の当クリニックでの治療において不利益を受けることは一切ありません。

不同意の場合の治療の継続について

体外受精・胚移植を実施することに同意できない場合は、担当医と今後の治療方法などについて、もう一度よくご相談ください。

緊急時の対応について

体外受精・胚移植を実施中に、予期せぬ事態が発生した場合は、担当医が最善の対処を致します。処置内容などについては担当医の判断にお任せください。

質問の機会について

説明された内容についてわからないことがある場合は、ご遠慮なく担当医に質問をしてください。同意書をいただいたあとでも、質問することはできます。

カウンセリングの機会について

体外受精・胚移植についてのカウンセリングをご希望される方は担当医または看護師にお申し出ください。

その他

赤ちゃんへの影響などまだ解っていないこともありますが、そのためにも我々は体外受精・胚移植の結果および妊娠成立後の妊娠経過を日本産科婦人科学会に報告する義務があります。したがって妊娠成立後に他院へ転院した場合、分娩終了後に妊娠経過を当クリニックへ連絡していただきます。なお、学会に報告する内容に患者様の氏名など個人情報を特定できるようなものは含まれておりません。また、これとは別に当クリニックでは治療成績を関連する学会などや論文誌上に発表することがありますが、同様に患者様の個人情報保護に充分留意して行います。

以上、当クリニックの体外受精・胚移植の概略をご説明しました。何かご不明な点やご質問があれば、遠慮なく担当医または看護師にお申し出ください。